矯正歯科とは
矯正歯科治療とは、悪い位置にある歯をあごの骨のなかで少しずつ動かしたり、あごを良い方向に動かしたりして、
正しいきれいな歯並びや噛み合わせを作る治療です。
ただ単に「歯並びをきれいにする事」が矯正歯科治療の目的ではありません。
歯並びは、噛みあわせ(食物を噛み切、砕き、消化を助ける等)と審美(対人関係、発音、コンプレックス等)に大きく影響します。
つまり、歯の正常な咀嚼機能を取り戻し健全な身体と心をつくる為の治療が、矯正歯科治療の役割なのです。
歯並びと咬み合わせ
悪い歯並びを総称して不正咬合と言います。
不正咬合では、虫歯や歯槽膿漏になりやすい、良く噛めない、正しい発音しにくい、などの悪影響をおよぼします。
不正咬合に対して、良い歯並び・良い噛みあわせを正常咬合と言います。
不正咬合を正常咬合に治療してやれば、咀嚼効率が向上し、消化・吸収を促進、心身ともに健康な成長発育をもたらす事となるでしょう。
不正咬合の種類
不正咬合と言われる歯並びには様々な形があります。
代表的なものでは八重歯・乱ぐい歯と言われている歯並びの叢生、すきっ歯と言われている空隙歯列弓、出っ歯と言われている上顎前突などがあります。
他にも、顎を閉じて奥歯で噛み合せても前歯が咬み合わずに隙間ができてしまう開咬、噛み合わせが深く、
下の前歯が上の前歯に覆われている過蓋咬合などもあります。